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2005年8月18日 (木)

国民新党

昨日、郵政民営化法案に反対して衆院選で自民党非公認となった綿貫民輔殿を始め、亀井静香殿、亀井久興殿、長谷川憲正殿の自民党4人と民主党の田村秀昭殿参院議員の計5人で、新党を結成しました。代表には綿貫殿が就任しました。

やっと”という感じです。自民党からは公認してもらえないし、刺客がぞくぞくと乗り込んでくるので、せっぱ詰まったための新党結成に感じられます。先週中に新党結成をしていれば、またイメージが違ったと思います。

ところで、民主党から1人この新党に加わるということですが、これは”何だ”

私の予想では、選挙により自民党・公明党の与党と、民主党の野党がそれぞれ過半数の議席を獲得できなかった場合、『国民新党』がキャスティングボードを握るのではないか。その時に、すぐに自民党とは連立しないでしょう。自民党を追い出されての新党ですから。すると、民主党の田村殿がパイプ役となって民主党との連立を模索するためではないかと私は感じました。民主党には、小沢一郎殿がいらっしゃいます。この小沢殿は、12年前に当時の宮沢政権の不信任案に賛成し自民党を飛び出し、一度は自民党を野党にした一人です。もしかして、今回も自民党を野党にするための手段ではないかと思われてなりません。

この新党は、この短期間にどれだけの方を新党に参加してもらえるかが、カギです。

しかし、”国民新党”とはすごい党名。小泉殿は今までの古い自民党の手法を壊すためにやってきたことだと思います。この新党に賛同した人は、自分の国会議員の立場を守るため、また自分自身のエゴのためと思ってしまいます。今までの自民党の手法ではなかったので、その旧態の手法を守りたいために新党を設立したのでしょう。ということは、”国民旧党”の方がまだ合っているかもしれません。

選挙権のある皆様、9月11日には是非投票に行きましょう。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

税収のほとんどを公務員の人件費として使っています。それで税収だけでは足らないので借金をしています。郵便貯金は国民からもらったものという感じで好き勝手に借りてきては使ってしまうので、小泉さんがそれではいけないと、政府と郵便局との距離を離すために改革しようとした。
もし郵便局から借金ができにくくなったら税収のほとんどを食っている公務員の人件費を削減しようとなるから公務員は反対する
民主党の支持基盤のひとつに公務員の労組がある。公務員が反対したのだから民主党は自分の意思に反して改革に反対しなければならないつらい立場になっている

MPa殿、コメント有難うございます。
おっしゃる通り、民主党も支持基盤がありますので、公務員に関しての改革はできないでしょう。
国会議員全員が本当に国民のための政治を行なうのであれば、国会議員自ら定員削減(国会議員の総数100名程度)や議員年金の廃止までやらないとダメです。
公務員の人件費と並んで、国会議員に対しても無駄も多すぎます。

優しいコメントありがとうございました。
風邪で熱があるためボーッとしています。
ので、気の利いたコメントが書けずすいません。
とりあえず訪問しました。

はじめまして。私は今回の解散、非常に納得がいきません。国会で議論すべきテーマが山ほどある中で、郵政民営化を踏み絵にした解散、「郵政バカ」と揶揄される小泉の面目躍如でしょうが、この影で大事なテーマが見事に消えています。逆にどんなに能力の無い議員でも「郵政賛成」とさえ唱えれば、自民党公認候補として闘える、これは理不尽だと思います。

国民に信を問うのであれば、先に国民投票制度でも作れば良かったのであり、今回の解散は議会制民主主義の制度の隙を突いたものでしょう。今回の選挙で自民党が勝利し郵政法案が通ったら、すぐに解散して次なる議題の信を国民に問うのならば、また話は違うでしょうが。

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